2006年12月28日
お正月の風習の由来、あなたはいくつ知ってますか?
日本人であることを一番強く感じる季節、それがお正月である。お正月の風習の数々には、それぞれ健康や幸福を呼び込もうとする先人の知恵が込められている。今ではその意味が忘れられつつあるお正月行事を、改めて見直してみよう。・お正月の風習の由来、あなたはいくつ知ってますか? - nikkeibp.jp -
そもそもお正月儀式の多くは、元旦に家を訪れる「年神」を祀り、新しい年の幸福を祈るという意味を持つものが多い。門松や松飾りは年神さまを家に迎えるための依り代(よりしろ)であり、鏡餅、おせち料理、雑煮、お年玉も、年神さまへのお供えを食することで1年の健康を祈るためといわれる。
現代では25日まではクリスマスの装飾が街を彩り、26日以降はお正月用の飾りに様変わりするが、トラディッショナルな日本のお正月行事は、12月13日に1年の汚れを落とす「すす払い」から始まる。家をきれいにしたら次は、山から松を切ってきて玄関に飾る「松迎え」をする。そして25日頃に「餅つき」。
年が明けると、元旦は若水汲みにはじまり、鏡餅を飾り、おせち料理と屠蘇で祝い、初詣をする。そして2日の事始め、年始回り、7日の七草粥、11日の鏡開き、14日に正月飾りを焼くとんど焼きまで、実に1カ月にもわたってお正月行事が続いていたというから驚きである。
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