2006年12月15日
Vistaの文字問題
既にいくつかの記事で報道されているように,Windows Vistaでは,JIS X 0213:2004(JIS2004)と呼ぶ規格に対応し,利用できる文字数が増えるとともに一部の文字の形が変わる。そのことで,Windows Vistaを使うと文字に関して何か問題を起こすかのように思われている節があるようだ。・複数の事象を混同しがちなVistaの文字問題:ITpro
マイクロソフトは,「JIS2004」で追加された新しい文字の形がデフォルトになっているフォント(MS明朝/MS P明朝とMSゴシック/MS Pゴシック/MS UI Gothic)を,Windows XPおよびWindows Server 2003向けに提供する予定である。JIS2004に対応したフォントをWindows XP/2003にインストールすれば,標準でWindows Vistaと同じJIS2004の字体で表示/印刷される。例えば,「逗」は2点しんにょうになる。ちなみにWindows Vistaには,日本語ClearTypeフォント「メイリオ」も新たに提供されるが,こちらはWindows XP/2003向けには提供されない。
Windows XP/2003/Vistaが混在する環境で字体を統一したい場合,(1)JIS2004に統一する,(2)JIS90に統一する,の2つの選択肢がある。JIS2004で統一した場合は,OpenTypeのFeature TagによってJIS90の字体でも表示できる。もちろん市販のフォントを使えば,そのフォントのグリフで表示される。そのフォントの字体がJIS90対応であれば,例えば「逗」は1点しんにょうで表示される。
一方,JIS90で統一した場合は,JIS90の字体のみが使えるようになる。ただし,JIS2004対応の市販フォントを使えば,JIS2004の字体で表示される。なお,どちらの場合でも,既存の文書に対して,例えば文字を置換するなどの編集作業は一切不要である。
また,Windows Vistaで追加された文字については,フォントにグリフがあれば表示できるし,なければ表示できない。だが表示できなくても,例えばUTF-8やUTF-16といったUnicodeのエンコーディング(文字コード体系)で文書を扱っている限り,文字情報が文書からなくなってしまうことはない。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20061211/256530/
・Vistaで化ける字,化けない字:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061211/256519/
2006年12月15日
今日から年賀状受付開始
12月15日からは全国の郵便局で、2007年、年賀状の受付を開始する。元旦に確実に相手に届くためには、12月25日までにポストに投かんする必要がある。そこで今から余裕をもって年賀状の準備をはじめよう。・年賀状作成ガイド - トレンド - nikkei BPnet
年賀状特集では、年賀状作りに役立つ年賀状ソフトやインターネットを使った便利で簡単なサービスを紹介する。またプリンターの買い替えを検討している人向けに、家電量販店お薦めプリンターも掲載する。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/topic/trend/061212_nenga/
・郵便局 : 郵便局ホームページ
http://www.yuubinkyoku.com/
2006年12月15日
「Vista Capable」とは?
「ウィンドウズ・ビスタへアップグレード可能」を謳うパソコンがショップに並び、気になっている人も多いでしょう。よく見ると「Vista Capable」(ケーパブル)や「Windows Vista Premium Ready」(プレミアムレディ)というシールが貼られています。二つのシールは、2007年1月30日に登場するビスタが動作することを示したもの。今買い替えるなら、このマークの違いを理解しておきましょう。・ウィンドウズ・ビスタ互換性情報
ビスタには、「ホームベーシック」「ホームプレミアム」「ビジネス」「アルティメット」の四つがあります。便利な新機能のうち、視覚効果「ウィンドウズ・エアロ」は画面を立体的に見せたり、画面を透過して表示できたりします。エアロを利用できるのは「ホームベーシック」以外の三つの製品です。
せっかくビスタにするならエアロを楽しみたい――それなら「Windows Vista Premium Ready」シールが貼られた製品を選んでください。ビスタへアップグレード可能なパソコンなら、どれでもエアロが動くわけではないからです。エアロが動作するには1GB以上のメモリーや、高い三次元画像の処理能力を持ったグラフィック機能などが必要。「Windows Vista Premium Ready」シールは、この条件を満たしたパソコンに貼られる「お墨付き」です。
では、「Vista Capable」パソコンとは何でしょう? こちらは、ビスタが動作する最低条件をクリアする製品。このシールが付いたパソコンは、(1)そのままの仕様でエアロが動作するもの、(2)メモリーの増設や高性能のグラフィックボードを取り付ける(※)ことなどでエアロに対応するもの、(3)何をしてもエアロは動作しないもの、の三つに分かれます。
特に、グラフィックチップの交換ができないノート型のVista Capable PCを選ぶ場合は、注意が必要です。事前にエアロが動作するかどうか「ビスタ互換性情報」というホームページで確認しておくといいでしょう。下のアドレスから、既存製品の対応状況をメーカーごとに調べられます。
http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/compatible/